エリオット波動の未達成を予想する

  エリオット波動理論
R・N・エリオットというチャートの分析家が発案したテクニカル理論です。 上昇局面では5つの推進波(Motive Waves)というモメンタムにより相場を形成し、下落局面では調整波というトレンドが3回発生するとしています。 上げるときは衝撃波(Impulse Waves)により時間をかけてゆっくり下値を切り上げる時系列パターンが多く、下落局面では投機的な売り崩しによる急落が発生しやすいということがいえます。

下降第一波によりある程度の調整があり、途中にアヤ戻しとなるリバウンドを経て、下降第二波による急落局面を迎えて下落相場が終了するという展開が想定できます。 下降のモメンタムは13波、上昇は21波のプライマリーとなり、更にこの波動は下降が55回、上昇が88回のインターミディエートになるとされています。 フラットかジクザグ型が見分けはつきやすのですが、トライアングル(三角保ち合い)はエクステンションしやすいために値動きの幅が予想しにくいです。

また、フェイラーと呼ばれる波動の未達成が発生する可能性があり、弱気論者が判断すれば弱気のチャートとして判断できてしまうという特徴があります。 CMEの日経平均225先物やニューヨークダウのGlobex先物などのチャート形状が強気であれば、上昇波動も力強く変化することがあります。

  円安
円の価値が安くなることを円安といいます。 日本円をドルに両替するときにより多くの日本円を差し出さなければならないような状況が円安です。 例えば、1ドル80円から90円に変化するような外国為替市場の動きのことをいいます。

このような変化はトヨタやホンダなどの海外売上比率が高い輸出関連株にとって、営業利益の押上げ要因になるため、株価の買い材料になります。 輸出関連株は日経平均への寄与率が高い銘柄が多く、市場への影響度は比較的大きいのです。



  エクスポージャー
明確な定義は無いですが、リスク性の高い資産のことを証券用語でエクスポージャーといいます。 例えば、上場廃止懸念の高まっている個別株、欧州金融危機の影響を受けやすい債券や株式、カントリーリスク・地政学的なリスクが強まっている国の通貨などです。

  エマージング市場
日本や欧米の主要な株式市場以外の新興国の市場のことを株式用語でエマージング市場といいます。 今人気の中国株やブラジル株、ロシア株式などは全てエマージングの分類です。