値洗いを実施して損益が確定するのは早朝

  板寄せ
板寄せは、証券取引所が寄り付き前に売買注文を寄せ合わせて約定価格を決定することを指します。 通常は9時の寄り付き時間と同時か、遅くとも9時15分ごろまでには板寄せが完了して始値がつきます。 しかし、特別に強い売買材料がでたときやNYダウ先物やCME日経先物清算値が急騰・暴落した場合には時間をかけて徐々に板寄せを行うシステムとなっています。 前日終値や前引けの水準から大幅に乖離して寄り付きそうなときには、あえて時間をかけて板寄せを行うことで投資家に注意を促すことにもなります。 特にストップ高かストップ安になるときには、値幅制限いっぱいまで気配値が移動し、終日寄り付かないこともあります。

  いってこい
株価がある水準から変動し、またもとの価格帯まで戻ってくる値動きのことを株式用語で「往って来い」といいます。 例えば、株価が暴落したあとにリバウンドしてそのままもとの価格まで戻ってきたらそれは往って来いとなります。 普通は大幅に下がってまた値を戻すときは、買い方の損切りの売りや戻り売り圧力に押されてなかなか全戻しにはならないので覚えておきましょう。



  陰線
リアルタイムチャートなどの株価グラフにおいて表示されるローソク足で、下落を意味する時間足のことを陰線といいます。 特に実線の部分が長い陰線のことを大陰線といい、これが示現すると目先の相場の軟調が想定されます。 寄り付き値から終値まで大幅に上昇するときに現れる大陽線は強気相場を示唆するシグナルですが、直後に大陰線が出るとはらみ線といい、下落トレンドへの転換を意味するシグナルとされます。 ローソク足は視覚的に値動きが把握しやすい大変便利なテクニカル指標ですが、色々と知識をつけてからチャートを分析すると得る情報が全く異なったりするので面白いです。
  委託保証金率
信用取引を行う際に、約定価格に対する差し入れる自己資金の比率のことをいいます。 委託保証金率は、強制ロスカットを実施する際の基準となっており、ほとんどの証券会社では20%〜33%の範囲内で決められています。 つまり、自己資金の3倍程度までなら建て玉を持つことができることになるわけですが、最低委託保証金率ギリギリまで建て玉を持つと、すぐに強制ロスカットになってしまうでしょう。 例えば最低保証金率が33%で、維持率が35%だとすると、投資対象の銘柄の株価が1%でも思惑と違う方に動けば強制的に全ての建て玉が損切りされてしまいます。 仮の値洗いは夜の10時頃、値洗いを実施して損益が確定するのは早朝6時頃というケースが多いようです。