S&P500のPER

 
日経平均の採用銘柄全体のPERを計算して株価推移と比較すると、ファンダメンタルズ分析から分かる買い場というのが判断できます。 通常のファンダメンタルズ分析では地合いや相場観といった数値化しにくい事象を取り扱わなければならず、売買ポイントの予想が難しいのです。 S&P500のPERも計算すると、長期チャートにおける売り場が分かってきます。

S&P500のPERは単純平均であるため、少数の企業が大きな損失を計上したときに全体のPERが高く算出されてしまい、割高になってしまいます。 株価指数を計算するときには加重平均を使用しているため、割安か割高かの判断をするときにも加重平均を使用するべきとの指摘があります。

  S&P500の構成銘柄
S&P500指数の構成銘柄のうち、寄与度が最も高いのはエクソンモービルで、値動きに影響するウエイトは3.3%となっています。 次はアップルの2.6%、インテルやシェブロンなどは1.7%、ファイザーは1.3%です。 銀行株を含む金融株が以前は構成銘柄の寄与度のランキング上位に入っていましたが、欧州金融危機の影響から株価が低迷してしまいました。

銘柄数が多ければ特定の個別株の影響が少なく、より多くの企業の株価推移を反映した数値が出せますので、株式市場の正確な評価が可能になります。



  S&P500の買い時とは
米国株の上昇波動はダウ理論で説明できるような一方的な買い相場が継続することがあり、高値圏で踏みとどまる時間が長いことが特徴です。 シカゴ日経平均先物や東証株価指数は時系列推移が高値を維持し、そのまま数ヶ月間もその状態を継続するようなローソク足はほとんどありません。 価格的な調整や押し目が無いまま連騰し続け、15日連続で上げ相場になるということもそれほど珍しくはないのです。

 
急落してリバウンドに入り、トレンドの転換を迎えてそのまま全戻しを達成するような株価パターンも目立ちます。 日本株であれば下がったのには理由があるからしばらく売買様子見とする向きが多いのですが、米国株は値幅取りの投機筋やアルゴリズム売買の影響でどこまでも下がるということもあります。